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『仕事はたのしいかね?』





本の題名に
引き寄せられたのかもしれません
初めて見つけ
手にしたのは
仕事のことで
あれこれ悩んでいる時期で
自己啓発本や
中国の思想書の解説本を
何冊も読んだりしながら
心の内側のモヤモヤしたものを
打ち払おうとしていました。

主人公を
読者に見立てた話の進行で
主人公には名前が登場しません。
終始、私という形で進行します。
相手役はマックス エルモア
小柄で気さくな老人で
明るさと温かさが
太陽のように感じていました。

本の題名になっている
仕事はたのしいかね?
物語りの中でも
主人公に
マックスが語りかけます。
その当時の私には
NOとしか
言えなかったと思います。
そして、主人公も
言えないからこそ
この物語りに惹かれ
相手役マックスから飛び出す
数々のエピソードから
導き出される
ある意味での答えや
行動や考え方に対する指針に
新たな光をあてられ
なんとなく
普段の状況に
反映できるヒントを垣間見て
ほとんど
一気に読んでしまったので
読みきった達成感に浸って
ついつい内容が
頭から
ふわふわと
何処かに飛んでいきました

この充実感を友人に話したところ
説明力が足らないことを
抜きにしたとしても
曖昧な記憶で言葉が
見つからない

気付きました
流し読みはしたものの
記憶に植えついていなかったのです

いやぁ
そこから何度も
じっくり読み直しました
また
何度も読み返せる内容でした

一見理解しやすい文章なのですが
じっくり読むと
奥が深い

たとえば
この物語りの中には
たくさんの企業の
アイデア発掘秘話が
ところ狭しと登場します
私でも知っている
有名な企業がたくさん

そして
あるキーワードを
文字通りの
物語りの鍵として
ヒット商品の舞台裏
誕生の仕組み(?)を
ツボを刺激しながら
書かれています

導ける内容も
表面的には理解しやすい
これを
実生活に役立てたいと
考えながら読むと
読み返し頻度がグッと上がったんです

整理された進行の
なせる業かもしれませんが
内容を噛み締めるに連れて
面白味にも深みが出て
この考え方はいいなとか
実生活への還元率も
なかなか高い読み物だと
あらためて感じました

なんか
宝探しの旅にでもでないか?

尋ねられているような
そんな錯覚に陥りそうなぐらいです

座右の書が
また一冊増えた瞬間です

そして
本を読む人には
それとなく
推めています

面白い反応が見れるのが楽しくて

長々となりましたが
これには
続編があります
それも
今度の機会にでも
書きたいと思います

ではでは

明日のあなたが
幸せでありますように
明日のあなたが
幸せに気付きますように

2010/03/10
池田修一
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